不妊治療を始めた理由
夫とは2015年の2月に出会い、結婚を前提に付き合い始めたのは7月。
ようやく9月には初めて手をつなぎ、10月に夫の両親から結婚の承諾を得た日に初夜を迎え、翌年1月に結婚した。
出会って結婚までが1年。
すべて、私が決め、すべて、私が進めた。
2014年、人生に疲れ切って、とにかく結婚すると決めた私は、サクサクと婚活を続け、夫を選んだ。
そして夫を選ぶことにより、妊娠を諦めなくてすむかもしれない、と思った。
あわよくば・・・。私は子どもを持てるかもしれない。
夫には、不妊治療をするだけの資力があったから。
結婚当時、夫は44歳、私は41歳。
不妊かどうかもわからずに、結婚した翌月には不妊治療専門の産婦人科を予約した。
結果、不妊だった。
私は、卵巣年齢はまだ30代ではあったが、甲状腺機能低下症が判明し、専門の病院に通うことに。
夫の精子は弱く、直進率0%だった。
医師には顕微鏡受精を勧められた。
だからこれと言って、妊娠に苦労した経緯があって不妊治療を始めたわけではない。
年齢的に当然不妊だろうと思ったら、不妊だった。
人生に疲れて結婚したら、逃げ場所に選んだ夫のアスペルガーに疲弊するし。
パートナーの資力に頼ったら、そのパートナーが重度の男性不妊だった。
打算があった。因果応報だと思う。
ただ、良かったのは、私の甲状腺機能低下症が判明したこと。
いつ発症したかは不明だが、おそらく2014年だろう。
恐ろしいほど気が滅入った。
今は薬でホルモンのバランスを調整しているし、これからもしていく。